2014年01月14日
祥光山星巌寺
楼門(佐賀県重要文化財)

楼門は嘉永5年(1852)に十三代沢林和尚の代に完成しており、
小城鍋島家九代直堯が大檀那となっている。大工は丹宗常十である。
俗に竜宮門と呼ばれ、中国文化の影響を受けたものと考えられる
貴重な建造物である。
御霊屋(佐賀県重要文化財)

御霊屋(お たま や)は小城鍋島家四代元延の御霊屋で和様と禅宗様の折衷様式で
屋根は本瓦葺きである。内部に元延の墓碑がある。県内では大名家の墓所建物が
旧状を残したまま残存している例は少なく貴重な建造物である。
五百羅漢(小城市重要文化財)




江戸時代中期に小城三里西川の石工平川徳兵衛一族によって
造られたのではないかと伝えられている。現在は二百体ほどが残されている。
小城鍋島家墓所(小城市史跡)




小城鍋島家は初代元茂から十一代直虎まで続き、星巌寺の墓所には
三、六、九代を除く八代の藩主の墓と親族の墓がある。
また、初代元茂に殉死した十人の家臣の石祠も祭られている。
代名家の墓所の景観を伝え貴重である。
Posted by 天山山系 at 10:44
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